高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン(試案改訂第一版)に対してPDNに寄せられたご意見
PDN通信38号14面や当サイトにて、日本老年医学会による「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン(試案)=意見公募」の御案内を掲載しました。直接ワーキンググループ宛に送られた方もいらっしゃると思いますが、以下の方々が PDN事務局にご意見を寄せて下さいました。2012年3月27日発行の「PDN通信39号」でも紹介していますが、各ご意見の全文は、こちらからお読み頂けます。
●西神奈川ヘルスケアクリニック 赤羽重樹さん
●大阪掖済会病院特別顧問 曽和融生さん
●盛岡赤十字病院小児外科 畠山 元さん
●医療法人三和会東鷲宮病院 循環器・血管外科 副院長 褥瘡・創傷ケアセンター 水原章浩さん
●下関厚生病院 消化器内科医師 山下智省さん
●東邦大学医療センター大森病院栄養治療センター 鷲澤 尚宏さん
●東京都 病院勤務医 綠道子さん(仮名)
●東京都在宅療養推進会議委員 患者家族代表 宮崎 詩子さん
●東京都 元PDN理事
●愛知県 会社員 男性
●神奈川県 会社員 男性
●大阪府 会社員 男性
今まで誰も論じようとしなかったこのテーマを、真っ向から取り上げたことは十分に評価すべきだ。しかし、取り扱う内容が、人の生死に直結する重大な内容であることを考えると、哲学や倫理の視点から学問的に取り上げて解決されるものではなく、より具体的な道標が必要となるであろう。
今回の議論が結論なのではなく、日本の医療ひいては日本人のあり方を問い直すはじまりと考えたい。世界に先んじた日本がこの国民的課題に取り組むプロセスは、20年後の中国やインドなどのアジア諸国の模範となるだろう。いずれにしても、この難しい問題に対しては、じっくり時間をかけて慎重に考えるべきだと思う。
PDN理事長 鈴木 裕
今後、正式なガイドラインとして提示されたときに、患者の幸せを第一意に考えた足跡が辿れるものになってくれることを切望します。(PDN編集部)
2012年3月27日
・PDNレクチャー|PEG 1-2.適応と禁忌(医療従事者向けページ)