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PEGは最高!


 10年前の平成5年の秋に娘の織絵が劇症型の多発性硬化症を発病しました。
5年が経過しました平成10年の夏に信州大学付属病院神経内科での8ヶ月の入院生活中の最後の主治医であり、かつ、故郷の函館まで付き添いと転院させて下さいました関島ドクターより、初めて「胃ろうに替えては・・・」というお手紙と資料とビデオを送って頂きました。それが「PEG」との出会いであり模索の始まりでもありました。
当時、インターネット上でも「PEG」に関する情報がなく、もちろん関係する本等も入手することが出来ずにおりました。やっと日本MS友の会の前事務局長さんである三好様より、織絵と同じ病気であり同じ年頃の「胃ろう」を施術された栃木のK様を紹介され何度か交信がありましたが、(K様には娘さんのM子さんの経過が思わしくない様子とのこと)慎重になる様に、賛成しかねる、とのご意見を頂きました。
2002年12月3日織絵さん
2002年12月3日織絵さん
そうこうしている間に2年以上の歳月が流れました。その頃になって国際MS支援基金日本支部MSキャビン代表の中田郷子様より、鈴木裕先生の「おなかに小さな口PEG」を送って頂いた時には、これこそが私達夫婦の探し求めていたものと、興奮したものでした。と、同時にPEGドクターズネットワークの岡崎佳子様を紹介して頂き、強い味方ができました。岡崎様とのメール交信が始まり、数本のビデオを送って頂き、やっと「PEG」に向けての織絵独自の具体的な計画を考えられるようになりました。平成13年の春でした。
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