Ch4-2.食べられるかどうかの見極め
~家でもできる摂食・嚥下機能評価~


東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科老化制御学系口腔老化制御学講座 高齢者歯科学分野 准教授 戸原 玄

戸原 玄
記事公開日 2014年2月
2015年10月27日改訂

はじめに

食べられなくなったら適切な嚥下評価をして、必要に応じて胃瘻をつくり、リハビリで回復する、これは良い胃瘻の適応例と言えると思います。

筆者のこれまでの経験例では嚥下評価の結果からPEGを施行にいたり、その後のリハビリにて再び食べられるようになった人は少なくないです。

胃瘻の人に経口摂取再開のためのリハビリを開始する初回時に、誤嚥しないで食べる練習を始められるかを調べたところ、7割5分位の人が誤嚥しない方法を探すことが出来ました。

胃瘻を造った後、どこに退院しているかを調べたところ、在宅と療養施設が多く、回復期リハビリ病院は1割に満たなかった。つまり訓練に関わるスタッフが豊富なところに胃瘻の患者が退院することは少なく、在宅、療養では本当に回復する人がいないのかどうかが判断されずに禁食になっているケースが多いと言えると思います。

胃瘻を造ってそのままというのではなく、効果が期待できる患者に対してはリハビリを行わなければならない。ただし、どのような患者にリハビリの適応があるのかを判断する“きっかけ”が必要となる。

例であるが、胃瘻の患者は必ず胃瘻の交換が必要になる。その際に嚥下の簡単な検査を行ったところ、1割から2割の患者が誤嚥なく嚥下できるという調査結果も得られた。このようなことを胃瘻交換時のチェック項目にすることが望まれます。

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